
最近、テレビを見ていると、「オネエ系」といわれる方が多く出演されていることに気付きます。彼らは、生物学的性が男性でありながら、女性の格好をしていることが多いです。また、話し方もオネエ言葉といわれるものを使う方がいます。彼らの中には、同性愛者も異性愛者もバイセクシュアルもいるのでしょう。
彼らがテレビに出始めたのは、ここ4~5年のことではないでしょうか。それまで、彼らはテレビなどでここまで大きく取り上げられたりすることはなかったと思います。彼らは現在、男性・女性のほかに、まるでオネエ系という第三の性別があるかのようにいたるところで活躍しています。
このようなオネエ系の芸能界進出の背景には、何があるのでしょうか。最初のきっかけとしては、作り手がおもしろいと思ったからというのが本音でしょう。しかし、視聴者がついてこなければ、ここまでは盛り上がらなかったと思います。
つまり、テレビを見る側の人間も、オネエ系の存在を受け入れるキャパシティーがあったということです。いまや社会全体がオネエ系を受け入れています。このことは、ひいては同性愛に対する差別をなくす可能性すら感じさせるものです。
ただ、ひとつ気がかりな点があるとすれば、テレビを通じて触れる分には問題ないが、目の前にいたとしたら我慢できないという人がいるのではないかということです。確かに、最初は違和感を覚えるかもしれません。しかし、同性愛に対して抱いている感情のほとんどが、その実態を正確に理解していないことに起因する偏見でしょう。オネエ系の芸能界進出は、同性愛を理解する方向へ進む大きな一歩になりそうです。